経験・知恵

大学4年10月オープンしたばかりの六本木ヒルズの展望台・美術館で働き、採用を通して経験したこと。

日本一周と海外ひとり旅ですってんてんになった僕は、すぐにバイトを始めます。コングレでお世話になっていた部長に電話をすると、今六本木ヒルズ(当時オープンしたばかり)の展望台と美術館の運営してるんだけど、人が足りないから楠本くん入ってもらっていい?と頼まれて、現場に入ります。

当時六本木ヒルズといえば、ITバブル全盛期、堀江社長が大活躍されていた頃ですから、日本の中心のような場所でした。展望台からの夜景も本当に綺麗で、美術館は3ヶ月おきに展示物が変わるのですが、東洋で2番目の大きさだったと聞きました。

そこで、各ポジションを回る毎日、朝は7時から夜は1時くらいまで営業しています。僕は体力が続く限り働いていました。何と言っても、働いている間は社員食堂で、激安のご飯にありつけましたからw

そこで、1〜2ヶ月働いていましたが、部長から連絡が入ります。楠本くん採用のお手伝いしてくれる?って。六本木ヒルズ展望台と美術館は注目のまとでしたから、大勢の応募があったのですが、お給料が安かったのと働いてみると基本的にはお客様の見守りが中心でそんなに刺激にあふれた感じではなかったですから毎週のように離職者が出ていました。総勢で300名くらいの現場でしたが、毎週10〜20人くらいが離職されていたと思います。

僕は採用のお手伝いをするようになります。履歴書の整理や制服に関することなどいろいろだったと思いますが、そこで、初めて採用する側の現場を体験することになりました。採用の基準があって、六本木ヒルズでは最高のサービスを提供することを目指していたので、ディズニーランドやリッツカールトンのようなサービスの評価の高い職場を経験したことのある人を優先採用していたように思います。

展望台や美術館の現場ももちろんレベルの高いサービスを提供していましたが、元ディズニーだからとか元ホテルマンだからということで、提供するサービスが特別に高いということはありませんでした。ここらしいサービスを提供していました。この部分は動画で説明しますね。

面白かったのは、普通であれば看板を設置してトイレはあっちとか出口はこっちとか書けばいいのですが、あえてそう言った看板を無くしていたところです。お客様を観察して何かを探そうとする仕草をしたら積極的に声をかけて丁寧にご案内する。というのが、サービスの方針でした。なるほど、僕の今まで考えたことないような考え方でした。期間中たくさんの六本木ヒルズでのイベントもお手伝いし、たくさんの経験を積ませてもらい大学生活を終わります。

最後の方に、部長に楠本くんウチに来ない?と声をかけていただきました。本当に光栄に感じましたが、僕はあの惚れた社長のところで働くことが本当に楽しみでしたので、お断りさせていただきました。コングレでのアルバイト期間中に同じチーフで仲の良かった仲間はそのままコングレに入社。そのあと、上海ヒルズの展望台の責任者を任されたそうです。僕ももしそっちの人生を選んでいたらきっと全然違う人生になっていたんでしょうね。

人生における成功というのは、能力の差ではなく出会いによって成し遂げられると思います。その出会いは、本当に頑張っている人にしか訪れません。99%頑張っている人には訪れにくく、100%以上で頑張っている人にしかやってきません。それも、100%頑張っていてもやってこない人もいるかもしれません。

そして、その出会いに自分がどう選択するかが人生の成功を左右するのだと思います。若い人が偉大な先輩に見初められるかどうかは、全力一生懸命さしかありません。その姿勢を見て、「見込みのあるやつだ」と思ってもらえるかどうかです。どんな事でも楽しみを見つけて一生懸命に取り組むこと。僕はそうやってここまでの人生を生きてきたんだなと、この長い連載を通して感じました。

この自分史シリーズは一旦ここで終わりにしたいと思います。働き始めてからのストーリーはまた機会があれば(書くネタに困り始めたらw)書いていこうと思います。今日も読んでいただいてありがとうございました!

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